Summary

  • GK戦術を動画で解説
  • ノイアー、フェアマン、ビュルキ…守護神たちのプレーを分析

ゴール前に立ちはだかり、救世主として最後尾からチームを支える――GKというポジションはドイツで最も人気の高いポジションの1つであり、彼らの出来が試合の結果を左右すると言っても過言ではない。そこで今回は、ブンデスリーガにおけるGKの戦術を動画で解説し、ユーザーに紹介していく。(※音声はドイツ語と英語)

【1つ目の例:正確なパス】

ホッフェンハイムバイエルン・ミュンヘン。ホッフェンハイムGKからのゴールキックがバイエルン陣内に届き、ハビエル・マルティネスはマヌエル・ノイアーにバックパス。ノイアーは素早く状況を判断し、キミッヒの足下へロビングパスを送った。これにより、ホッフェンハイムにとって守備の第1陣となる前線の3人をかわすことができる。

【2つ目の例:カウンターのスイッチ】

シャルケ対バイエルン。GKラルフ・フェアマンの前線への素早いボール供給により、チーム全体がカウンター攻撃にスイッチを入れる。スペースを探すフェアマンは、このシーンで結果的に中央へロングボールを蹴り、相手DFにクリアをされてしまったが、この状況では2対2を作り出すことができた。仮にボールがシャルケの味方に通っていれば、一転してシャルケのカウンターチャンスとなる。

【3つ目の例:リベロ的役割】

まずはホッフェンハイム対バイエルン。ノイアーはペナルティーエリアを飛び出し、11人目のフィールドプレーヤー、すなわちリベロとして機能。なお、単にボールを味方につなげるだけでなく、マッツ・フメルスにボールを供給した後、自らパスコースを作りだすなど、意識は即座に次の攻撃へと切り替えられている。
またアウクスブルクドルトムントでも同じようなシーンが見られた。ここでは、ドルトムントのフィールドプレーヤー全員がアウクスブルク陣内にいるため、自陣の広大なスペースはGKローマン・ビュルキが1人で埋めなければならない。攻撃的サッカーを標榜するペーター・ボス監督の就任以降、ビュルキの1試合あたりの平均走行距離は約6kmにまで増加している。

【4つ目の例:飛び出し】

ライプツィヒメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)。このシーンでのペーター・グラシの選択肢は2つ、すなわち「飛び出す」か「留まる」か。グラシは積極的に飛び出すことを選択し、ラース・シュティンドルのシュートコースを消すことに成功している。

【5つ目の例:素早い展開】

ホッフェンハイム対バイエルン。マルティネスのヘディングでのバックパスを受け取ったノイアーは、わずか1秒で左SBにボールを展開。これによりホッフェンハイム前線3枚を追い越すことが可能となり、攻撃のスイッチを入れることができた。